iOS12のアップデートが正常に完了せず、嫌な年越しを迎えた話

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

エンジニアの皆さんは年末年始に帰省すると、IT企業に務めているというだけで、家族や親戚のパソコンやスマホのトラブル対応に追われるという方も多いのではないでしょうか。

かく言う私も、親戚の持つiPhoneでiOSアップデートができないというトラブル対処に巻き込まれてしまいました。
私もiPhoneユーザーなので、すぐに対応できると思いきや、かなり悪戦苦闘し、とても嫌な気分のまま2019年を迎えることになってしまいました。

目次

どのようなトラブルが発生していたのか?

親戚から話を聞き整理してみると、以下の状況とのことでした。

  • 現在はiPhone 6s Plusで、iOS 10系のバージョンを使用している。
  • iOS 12系にアップデートを試みたが、「アップデートを確認中」から次に進行しない。
  • ドコモショップに持ち込んだが、対処不能だった。
  • ドコモショップの店員からは、Apple正規サービスプロバイダへの持ち込みを勧められた。

つまり、スマホ単体でiOSのアップデートを試みても上手くいかないとのことだったので、iTunesを使用してアップデートできないか試してみることにしました。

iTunesを使用することでiOSアップデートが成功!しかし…

以下のAppleサポートページに記載されている通り、私のMacBook ProとiPhoneをLightningケーブルで接続し、iTunesを使用してiOSアップデートを実行しました。

その結果、特にエラーメッセージが表示されることもなく、正常にiOSアップデートを終えることができました!

あとはiPhoneの再起動が完了し、「こんにちは」画面が表示されれば仕事納めだな…と思いきや、何故か再起動が完了しないトラブルが発生。
進捗状況バーがほんのちょっと残った状態で、全く動かなくなってしまいました。

単純に処理に時間がかかっているだけなのかなと思い、2時間ほど待ってみたのですが進展は見られず。
完全にフリーズした状態となり、iPhoneの起動が一切できなくなってしまいました。

iPhoneをリカバリモードにして対処できないだろうか?

他人のiPhoneを壊してしまった。しかも年末年始だから修理にも出せないしどうしよう…と完全に焦っていたところで、新年を迎えました。
こんな嫌な気分の年越しは初めてです。

これは端末代金を弁償するしか無いのかなと思いつつ、Appleのサポートページを探していたところ、iPhoneにはリカバリモードというものが存在することがわかりました。

これで問題解消できるという期待を込めて、以下の手順を実施しました。

  1. MacBook ProとiPhoneをLightningケーブルで接続。
  2. iTunesを起動。
  3. iPhoneに進捗状況バーが表示されている状態で、iPhoneの強制再起動を実施し、「iTunes に接続」画面を表示。((今回はiPhone 6s Plusだったため、ホームボタンとサイドボタンを同時に押すことで強制再起動できました。))
  4. MacBook Proの画面上に「復元」または「アップデート」の選択肢が表示されるため、「アップデート」を選択。

上記手順を実施後、iOSのアップデートが開始されました。
しかし先程と同様に、進捗状況バーが動かなくなり、アップデートを正しく終えることができませんでした。

最終手段としてiPhoneの初期化を実施

他に良い方法が無いかググってみたのですが、特に見つからず。
他人のスマホで作業しているということもあり、大事なデータが消えてしまわないか不安だったのですが、最後の手段として初期化(クリーンインストール)を実施することにしました。

実施手順はアップデートを実施したときとほとんど変わりません。
唯一の違いとしては、先程の手順4で「アップデート」ではなく「復元」を選択するだけです。

これでも直らなかったら本当にどうしようと、新年早々、神にもすがる気持ちだったのですが、 ** 無事にiOSのアップデートが完了し、iPhoneが立ち上がるようになりました! **

心配していたデータ復旧については、iTunesからiOSアップデートを実施する前に偶然にもバックアップが取られていたようで、アプリの再インストールやアカウント設定など含めて復旧することができました。((一部、LINE等のアプリでアカウントの再ログイン等の作業は必要でした。))

まとめ

一時はどうなることかと思いましたが、無事に復旧させることができて一安心でした。
ただ今後はもう二度と、安請け合いはしたくないですね。
安易な気持ちで作業を引き受けずに、しっかり工数見積もりしないといけないと学びました。

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